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Saturday, December 19, 2020

iPhone 13 Pro(仮)ではTouch ID復活?から新型Apple TVまで。最新アップル噂まとめ - Engadget 日本版

Apple

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2020年内の新製品も(おそらく)すべて出そろい、来年に発表を控える未発表デバイスの数々に関心が集まっています。しかしAirPods Maxより先に出ると予想された失せ物防止タグAirTags(仮)のゆくえは……?

iPhone 13 Pro(仮)ではTouch ID復活?から新型Apple TVまで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。

Touch ID

今年は新型コロナ禍がサプライチェーンも混乱させましたが、来年のiPhone 13(iPhone2022年モデルの仮称)は滞りなく生産開始されて、例年の9月発売スケジュールに戻るとのアナリスト予測です。

アップルのインサイダー情報に詳しいMing-Chi Kuo氏は、台湾TSMCが2021年第1四半期に初にiPhone 12シリーズ搭載のA14チップ製造施設につき稼働率を80%に下げる見通しにも触れています。この方針はiPhone 12の売上が落ちている推測を呼んでいましたが、Kuo氏いわく季節性の要因、毎年の初めにはスマートフォンの売れ行きが鈍る毎年恒例の現象に過ぎないとのこと。

そしてKuo氏は、iPhone 13 Pro(仮)でのTouch ID復活も予測。すなわちアップルが「顔認証のFace IDと画面埋込み型Touch IDをともに備えるiPhone」に取り組んでいると述べていますが、コスト的に考えてハイエンドのProモデルだと推測されているしだいです。

iPhone 13 Proの画面については、ついに120Hz対応のProMotion(現行iPad Proのような可変リフレッシュレート)が実現するとのサプライチェーン情報もありました。Apple Watch Series 5以降の常時表示を支えるLTPO技術を用いることで消費電力も削減し、120Hz表示とバッテリー持続時間が両立されると見られています。

さてKuo氏の研究ノートに話を戻すと、2021年にはTouch IDを電源ボタンに統合した廉価版iPhoneも発売されるとのこと。こちらはKuo氏が2年前から予想していたiPhone SE2 Plus(仮)を指すと思われます。第4世代iPad Airが同様のしくみを採用し、前面のホームボタンをなくして画面占有率を高めていました。

しかし別方面からはiPhone SEシリーズの新モデルは2021年中に出ないとの予測もあり、今後の続報を待ちたいところです。

Jonathan "Jony" Ive, chief design officer for Apple Inc., speaks with attendees during the grand opening of the company's new flagship store at Union Square in San Francisco, California, U.S., on Saturday, May 21, 2016. The flagship location boasts 40-foot-tall doors opening onto the square and comprises five departments, or what Apple prefers to call "features." Photographer: David Paul Morris/Bloomberg *** Local Caption *** Jony Ive

Bloomberg via Getty Images

今月10日にフェラーリのルイス・カミレリ氏が電撃的に辞任しましたが、その後任候補リストにアップル関係者の名前が挙がっているとの噂話です。1人は元デザイン最高責任者であるジョニー・アイヴ氏で、もう1人は現アップルCFO(最高財務責任者)のルカ・マエストリ氏とのことです。

アイブ氏は自動車好きで知られており(こちらにFiat 500など愛車遍歴が紹介されてます)、若い頃には自動車デザイナーを夢見ていたほど。 アップル社内で進行中と噂の自動運転車プロジェクトにも関わったことがあり、「ハンドルがなく木と革で作られた自律走行車」などのプロトタイプを構想したと伝えられていました。

かたやマエストリ氏は、iPhone 12シリーズの発売が例年より遅れると公式に認めたあの人です。アップル幹部のような超一流の才能であれば、どこの大手企業からも引く手あまたかもしれません。

AppleTV

かつてスティーブ・ジョブズ氏はApple TVを「全くの趣味」と呼んでいましたが、今のところ商業的には大成功しているとは言い難い現状があります。そんななか、2021年発売に向けて新型モデルが準備中との噂が伝えられています。

Nikkei Asian Review記事によれば、アップルは「ビデオオンデマンドサービス用のホームエンターテイメント機器であるApple TVの新型に、来年発売に向けて取り組んでいる」噂があるとのことです。

現在の最新モデルであるApple TV 4Kの搭載チップはA10X Fusion、すなわちiPhone 7採用のA10をベースとしたSoCです。これが後継モデルではA12XあるいはA14になる、さらにはデバイス同士の位置特定をしやすくするU1チップが内蔵されるなど、諸説が飛びかっています。

すでに更新が止まって3年が経過しており、そろそろ動きがあってもおかしくないはず。すでに動画ストリーミングのApple TV+が利用できる機器は他社製品にも広がっていますが、素晴らしいtvOSアプリの新作もひっさげて登場を期待したいところです。

AirPods

AirPods Pro Lite、すなわちAirPods Proに似たデザインながらANC(アクティブノイズキャンセル)非搭載の新型モデルは今年4月から噂されていましたが、それを補強する続報です。

韓国の電子部品業界メディアThe Elecによると、AirPods Pro Lite用のSiP(システムインパッケージ)はProと同じH1Apple H1チップを搭載しながら、丸い形から正方形に変わる模様です。既存のSiPを流用せずに多大なコストをかけてまで新規設計するとすれば、かなりの出荷量が想定されているのかもしれません。

さらにAirPods Pro Liteの価格はAirPods Proよりも20%安いとの噂も伝えられています。これが正しければ第2世代AirPods(ワイヤレス充電ケース付き)と同等になることから、第3世代AirPodsとして製品ラインアップが置き換えられる可能性もありそうです。

Apple CEO Tim Cook introduces Apple tv+ during a launch event at Apple headquarters on March 25, 2019, in Cupertino, California. (Photo by NOAH BERGER / AFP) (Photo credit should read NOAH BERGER/AFP/Getty Images)

AFP/Getty Images

かつて『トイ・ストーリー』や『カーズ』など人気アニメーション映画を手がけたジョン・ラセター監督。そんなラセターがプロデュースした新作2本が、アップルの動画ストリーミングサービスApple TV+にやって来るかもしれないとの噂話です。

米Variety誌によれば、アップルが権利獲得を目指しているのは『Luck』と『Spellbound』の2本。前者は『ティンカーベルと輝く羽の秘密』のペギー・ホームズ監督で2022年2月、後者は『シュレック』のヴィッキー・ジェンソン監督で同年11月に劇場公開が予告済みです。

アップルが大作映画を獲得してApple TV+での新規加入者を引き寄せる力とするのは、すでにトム・ハンクスの主演映画『グレイハウンド』という前例があります。

そちらは運悪く新型コロナの感染拡大のため劇場公開が棚上げとなり、競売の結果アップルが約75億円で落札。劇場には及ばない画質での公開にハンクスが落胆していましたが、2022年ともなればワクチンも普及してパンデミックも収束しているはず。今度は「先に劇場で公開、後でストリーミング配信」という通常運転に戻り、誰もが幸せになれるのかもしれません。

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