米Microsoftは15日(現地時間)、macOS向けOfficeアプリ「Microsoft 365 for Mac」を更新し、Apple独自CPU「M1」搭載Macにネイティブ対応したバージョンを公開した。同日より提供を開始している。
M1は、macOS用にAppleが独自開発したArmベースのSoC。11月発売のMacBook ProとMacBook Airなどに搭載されている。Microsoft 365 for Macでは今回ネイティブ対応したことで、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteの動作速度が高速化した。
また、UIデザインをmacOS Big Surに合わせて再設計しており、これにあわせてOutlook for MacではiCouldアカウントをサポートし、iCloudの連絡先やカレンダーをOutlook上に同期できるようになった。
操作アシスト機能「Tell Me」では、入力した単語に関連するタスクをアプリ間で横断検索可能になっている。またWordとOutlookにおいては、音声入力機能「ディクテーションツールバー」を新設。口述筆記のほか、音声によるアプリの操作も行なえる。
Mac向けOffice Insider登録者が2021年初頭に利用できる新機能としては、Outlook上における共有カレンダーのサポートと、Wordにおけるコメント機能の再設計を予告している。
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