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Thursday, August 6, 2020

「また開きたい」 亡き妻と二人三脚の喫茶店 再開準備中に豪雨被害 見通し立たず不安な日々 大牟田市(TNCテレビ西日本) - Yahoo!ニュース

記録的な大雨で大牟田市は広い範囲で住宅などが水につかり、その爪痕は1カ月経ってもあちこちに残っています。 日常の暮らしは戻ってきたのでしょうか? 被災地の今を取材しました。 当時、避難所となっていた大牟田市のみなと小学校です。 校舎は水につかり、避難していた住民や子供たちは不安な一夜を過ごしました。 記録的な大雨で広い範囲で浸水し2人が犠牲になった大牟田市。 あれから1カ月。 田中巧美さん(76)の住宅には、今もその爪痕が残っています。 ▼田中さん 「(畳も)全部はがしてですね、板も全部干してから自分たちで打ったんですけど」 「水が引いたとたんにずーっと扇風機回しっぱなしです」 「あの辺シミがみんな水を含んでますから、これを変えなきゃいけないですよ、みんな」 一時は60センチの高さまで水が上がった1階の部屋。 冷蔵庫はなぎ倒され、あらゆる家財道具が散乱しています。 避難していた2階から下りてきた田中さんの目の前に広がっていたのは、想像を絶する光景でした。 ▼田中さん 「こちらはまだ(カビの)においが少ししますけど」 まだ湿気の残る物置部屋。 ここでは大事なものが水に浸かってしまいました。 ▼田中さん 「女房のタンスで浸かってから、もう下が引き出しが(あかなくて)、それで裏をほがしまして出してそれから壊れるんですよ」 中に入っていたのは2020年1月に亡くなった妻の久美子さんが大事にしていた形見の着物。 大雨のあと、1着1着洗っては干してを繰り返しましたが、それでも半分は処分するしかありませんでした。 自宅に併設した喫茶店。 ここも久美子さんとの思い出がつまった大切な場所です。 ▼田中さん 「思い出はいっぱいあります、ありすぎて分からない」 田中さんが50年ほど前に脱サラしたあと、二人三脚で営んできました。 久美子さんが亡くなって一時閉店し再開の準備を進めていたところに、今回の大雨が襲いました。 ▼田中さん 「女房が死んでから心の中空洞になっとったんですけど、プラスまた空洞になった状態でですね」 「(店をもう一度)開きたいです、女房の思いもあるから、心配かけないっていうか、仕事しとけば女房も安心する」 大雨の被害から1カ月、年金に頼る田中さんの暮らしは大きく変わりました。 保管していた米は全て水に浸かってしまったため、今の食事はレトルト食品や缶詰など簡素なものが中心です。 ▼田中さん 「今は家のことするだけで精一杯です」 この日のおかずは魚の缶詰にしました。 ▼田中さん 「意外と手慣れたもんでしょ。節約もせないかん」 ボランティアなどが手伝っていますが、まだ終わらない後片付け。 さらに、家の修理に店の工事、どれくらいの額がかかるのか見当もつきません。 田中さんは今、市にり災証明書の申請をしてその発行を待っています。 途方に暮れる中、ただ1つの気分転換が愛犬との散歩です。 ▼田中さん 「たまにはこういう花みるとね、おーいい花が咲いてるなということで」 「水害のこと自体は思い出すと頭きますけど、浮き世の憂さが無いんですよね、無で歩いています」 あの大雨から1カ月。 これからの生活がどうなるのか、先が見通せない状況が続いています。

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August 06, 2020 at 06:30PM
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