当局による帰省・旅行の自粛呼び掛けで春節期間中の旅客数は例年より少ない見通し(北京駅)=AP
【北京=川手伊織】中国国家統計局が31日発表した2021年1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月より0.6ポイント低い51.3だった。非製造業のビジネス活動指数も52.4と3.3ポイント急落した。ともに拡大・縮小の節目となる50を11カ月連続で上回ったが、新型コロナウイルスの局所的な再拡大に対応した移動制限が景況感の重荷となっている。
調査対象は製造業が3千社、非製造業が4千社に上る。新規受注や生産、従業員数など項目ごとに調査する。50を上回れば前月より拡大、下回れば縮小を示す。1月は製造業も非製造業も2カ月連続の低下となった。
製造業PMIを項目別にみると、柱である生産は53.5と、前月より0.7ポイント下がった。新規受注と輸出に限った新規受注もともに50を上回ったが、前月より低下した。企業規模別では、大企業が0.6ポイント、中堅企業が1.3ポイントそれぞれ下落した。零細企業は0.6ポイント上昇したが、49.4にとどまった。
国家統計局は「局所的な新型コロナの感染再拡大が一部企業の生産、購買活動、運輸に影響を及ぼしている」と分析する。非製造業では飲食や宿泊、文化体育娯楽などサービス業の落ち込みが大きかった。
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