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Monday, August 2, 2021

NY円、反発 1ドル=109円30~40銭 米長期金利の低下で - 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=張間正義】2日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前週末比35銭円高・ドル安の1ドル=109円30~40銭で取引を終えた。米景気のピークアウト観測から米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を手掛かりとした円買い・ドル売りが優勢だった。

米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した7月の製造業景況感指数は59.5と前月から1.1ポイント低下し、市場予想(60.8程度)も下回った。米商務省が発表した6月の建設支出も市場予想以下となり、景気のピークアウト観測が高まった。米長期金利は一時、前週末比0.07%低い(債券価格は高い)1.15%を付けた。

金融緩和の長期化観測もドル売りを誘った。米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は7月30日、足元の雇用水準は目標に「まだ距離がある」と指摘した。テーパリング(量的緩和の縮小)は、学校の再開などがある9月のデータを待ちたいとの考えを示した。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も1日、米メディアで新型コロナウイルスの感染拡大で景気減速が強まる可能性を示唆した。

ニューヨーク市場での円の高値は109円19銭、安値は109円54銭だった。

円は対ユーロで反発した。前週末比45銭円高・ユーロ安の1ユーロ=129円65~75銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで小反発した。前週末比0.0005ドル高い1ユーロ=1.1865~75ドルで終えた。米長期金利の低下を意識したユーロ買い・ドル売りがやや優勢となった。

ユーロの高値は1.1890ドル、安値は1.1866ドルだった。

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