ソニーグループは、いわゆる巣ごもり需要で音楽配信サービスなどの売り上げが好調なことから、今年度1年間の営業利益が当初の予想を上回り、初めて1兆円を超える見込みだと発表しました。
ソニーグループが28日、発表した先月までの半年間の決算は、売り上げが前の年の同じ時期より13.7%増加し4兆6262億円、本業のもうけを示す営業利益は11.5%増加して5985億円と、いずれもこの時期としては過去最高になりました。
これは新型コロナウイルスの感染拡大で増えた、巣ごもり需要を取り込む形で音楽配信サービスや、家庭用ゲーム機の売り上げが好調だったことや、スマートフォンの販売が伸びたことが主な要因です。
さらに、感染拡大で公開が滞っていた映画事業も回復が進んでいるため、今年度1年間の業績見通しも上方修正しました。
営業利益は前の年度よりも8.9%増えて1兆400億円となり、初めて1兆円を超える見込みです。
十時裕樹副社長兼CFOはオンライン会見で「ゲーム分野の売り上げが大きく伸びたが、半導体不足によってゲーム機の生産に影響も出ている。商品を提供していけるよう最大限の努力を続けていく」と述べました。
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