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Wednesday, December 15, 2021

「Destiny 2」にてイベント「暁旦」が再び開催!ホリデーシーズンを祝い新たな贈り物を手に入れよう|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer

ゲーム内イベント「暁旦」が再び開催。今回の「暁旦」では新たな贈り物も登場する。ホリデーシーズン用のお菓子を仲間に届けて、暁旦の精神を集め、この季節にぴったりな装備を手に入れよう。

今年のホリデーシーズンは「Destiny 2」で「暁旦」を祝おう

暁旦の精神を十分に集めたガーディアンには、エヴァから新しいエキゾチックの船が贈呈されます!また、今年のホリデーシーズンには、エヴァがガーディアンのために用意した報酬として、史上初となるステイシス搭載の剣「ゼファー」が登場します。クッキーをサクッと切り分けたいガーディアンにぴったりのプレゼントです。

ガーディアンは、テス・エベリスからも各クラス用万能装飾セットなどの新しいホリデーアイテムを手に入れることができます。これらのアイテムは、エバーバースでブライトダストまたはシルバーを使って購入することが可能です。

また、「Destiny 2: Bungie 30周年パック」を購入してパーティーに参加すれば、2022年2月23日(水)発売の「Destiny 2: 漆黒の女王」に向けてさらにスキルを磨くことができます。

詳細ページ
https://press.bungie.com/ja-JP/Celebrate-the-Dawning-in-Destiny-2-this-holiday-season-with-the-first-

「Destiny 2: 暁旦」公式ページ
https://www.bungie.net/7/ja/Seasons/Events/TheDawning

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科学&テクノロジー

Tuesday, December 14, 2021

戦国時代で成り上がれ!『Sengoku Dynasty』発表―忠実な日本・時代描写を目指すサバイバルゲーム - Game*Spark

Toplitz Productionsは、Superkamiが開発するオープンワールドサバイバルゲーム『Sengoku Dynasty』を発表しました。

本作は『Medieval Dynasty』など同パブリッシャーが展開する「Dynasty」シリーズの最新作です。今回は戦国時代が舞台となり、主人公である農民が腕の良い職人、誉れ高き武士、心の平安の教えを説く人など伝説の存在を目指して冒険します。

オープンワールドを採用しているため、探索によって古の森や雪化粧をまとった山頂、のどかなサクラの林、湯けむりに包まれた温泉といった日本らしい風景のスポットの訪れながら、村づくりで美しく栄えた村を築き上げることもできます。

本作における日本史や封建時代の描写は多大なリサーチや専門家の協力のもと、忠実な描写を目指して制作。東京の大学図書館でも情報が不足していたわずかな部分は開発元の創造力で補われていますが、小石の描写から文化、政治にいたるまでのほとんどの要素が時代背景に即したものになっているはずとのことです。

“勘違いニッポン”とはまた違う、リアルな封建時代日本が楽しめそうな『Sengoku Dynasty』は、PC(Steam)向けに2022年配信予定です。


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Nintendo Switch『チョコボGP』2022年3月10日発売へ。チョコボやギルガメッシュたちがトラブル満載のレースに挑む - AUTOMATON

スクウェア・エニックスは12月14日、『チョコボGP』を2022年3月10日に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、価格は税込6578円。あわせて最新トレイラーも公開されている。 

『チョコボGP』は、『ファイナルファンタジー』シリーズのチョコボを主役に据えたレースゲーム。チョコボやその仲間たちが個性的なマシンでレースに参戦する。優勝すれば、なんでもひとつだけ願いが叶うというレース大会のご褒美にひかれ、レース大会へ参加するため旅を始めたチョコボたち。道中、いろいろな場所でさまざまなキャラクターと出会い、レースの経験を積みながら大会の会場に向かって行く。ストーリーモードでゲームのルールを覚えたら、自分の好みに合ったモードで対戦に挑戦するのだ。 

レースでは、ドリフトやスタートブースト、エアトリックなど、多彩なテクニックを使ってレースを競う。さらにコース中に設置されたマジカルエッグに触れることで魔石を入手。ファイアを使って相手をクラッシュさせたり、ヘイストでブーストしたりと、魔石を使いこなすことが勝利への近道となる。さらに同じ魔石を集めることで魔石を3段階まで強化することが可能だ。 

また、キャラクターはそれぞれ異なるアビリティをもっている。自分がブーストしたり、相手をクラッシュさせたりと効果はさまざま。戦況を見極めながらアビリティを使って一発逆転を狙うのだ。参戦キャラクターは、チョコボ、モーグリのアトラのほか、イフリートやギルガメッシュといった面々も。モードにはストーリーモードのほか、4レースで構成されるシリーズを走って総合優勝を目指すシリーズレース、選んだコースで3周してゴールするまでのタイムを計測するタイムアタック、8人8組で競い合うオンライン対戦モードであるチョコボGPなどが用意されている。
 

 
本作は税込6578円で販売されるパッケージ/ダウンード製品版のほか、無料でたっぷり遊べる体験版『チョコボGP Lite』も配信予定。ストーリーモードのプロローグを体験できるほか、ローカル/オンラインともに最大8人までのマルチプレイが可能だ。製品版へは税込5980円でアップグレードが可能で、セーブデータも引き継ぎ可能だ。 

『チョコボGP』は2022年3月10日、Nintendo Switch向けに発売予定だ。 

※ The English version of this article is available here


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寒い夜は人をダメにするリモコンで読書寝落ちしよう - ITmedia

 そろそろ寒くなってきた。寝ながら紙の本を読む(だいたいは漫画だが)とき、手を布団の外に出しておくのがつらい時期である。そんな時にありがたいのが電子書籍だ。スマートフォンやタブレット、E Inkリーダーをスタンドに固定して目の前に設置しておけば、支えるために手を出しておく必要はない。

 筆者は、紙の本の時代から、本を寝ながら読める仕組みを導入していた。自転車で転倒して鎖骨骨折になったときに導入したのがきっかけで、あおむけの状態で顔の前に書見台が来るような状態で本を読むというのを20年くらい続けている。最初の数年は紙の書籍だった。

 これは読書に限らない。テレビ番組、映画なども寝ながら見られる。怠惰の極みだが、楽なものはしょうがない。Netflixなど一挙に10話、20話くらいのシリーズが出るときも、寝ているだけで消化が進むのでオススメだ。

 映像コンテンツではOKだが、本を読む場合には1つ大きな問題がある。読書では数分ごとに発生する「ページめくり」だ。

photo 電子書籍になってもページめくりからは逃れられない

 ふとんから手を出して、ページをめくらなければならない。リアルな本のユーザー体験を模したために、寒い中、重力に逆らって手を持ち上げて、指を左から右にフリックしたり、ボタンを押したりするのだ。

 文字ベースの書籍ならば1ページ(または見開き)の滞在時間が長いからまだいいが、漫画だとへたすると秒単位でページめくりイベントが発生する。これはちょっとした筋トレだ。いったいどこの筋肉部位が強化されるのか。むしろここにダンベルを仕込んでトレーニングしたらどうかとも想像したが、頭上にそんなものをぶら下げるのは危険すぎる。

 まばたきで操作する、音声でページをめくる、布団の中から長い棒を操作してタップする、といったことも考えられるが、いずれも現実的ではない。何とかならんものかと思っていたら、すでに実践している人たちを見つけてしまった。やはりここはググレカスなのである。数年前にはなかったはずの情報だが、今では解決済みの問題なのだ。

人をダメにするリモコン

 どういうことかというと、超小型のBluetoothリモコンを使うのである。しかも、このリモコンというのが手のひらに収まるくらいの大きさで安い。1000円もしない。これをタブレットやスマートフォンと接続し、ページ送り、ページ戻しができるのだ。

 PCなどに接続したBluetoothキーボードであればスペースキーを押せば次のページに進むし、Shift+スペースなら前のページに戻るが、同様の仕組みが使えるようだ。だが、キーボードは布団の中に入れるには大きい。必要なキーだけで自作キーボードという線もあるが、使えることが分かっている小型デバイスがあるのならその方がいい。バッテリーも入っているし。

 というわけで買ってみた。798円の製品だ。ゲームモードとキーボードモードがあり、ゲームモードに切り替えて使う。Bluetoothペアリングして、リモコンをゲームモードに設定。ジョイスティック的なボタンを上下に動かすと、それが電子書籍アプリではページ送り、ページ戻しに対応する。

photo 798円のリモコン

 Kindleアプリで試してみると、ちゃんと読書端末のリモコンとして動作する。布団の中からでもだ。

 ただし、それができるのはAndroidで、iPhoneはダメだった。アプリ側の対応だろうか。まあ全然できないよりはいいし、Androidの有効な使い方ができる。iPhoneと違い、Android版Kindleはアプリ内で購入までできるのも良い。

 この新しい読書スタイルを始めてから数日だが、Bluetoothリモコンは布団の右手が来る辺りに常備している。いやこれは便利。今日も寝落ち漫画三昧といくか。特にみぞれや雪が降るような、こんな凍える日には。

photo ベッドに入って見上げているAndroid端末(Xiaomi Redmi Note 9S)とリモコン(通常は布団の中)

 使用時の写真を撮るためにベッドに潜り込んで撮影したら、そこから出られなくなった。とんだトラップである。これは仕事なのだから、しばらく使い勝手を検証するからあともう少し、ここにいさせてくれ。

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Monday, December 13, 2021

PCゲームを“肩のせ”快適プレイ! パナソニック「SC-GN01」×「FF XIV」 - AV Watch

パナソニック「SC-GN01

今、肩に乗せて使うネックスピーカーが面白い。前回のソニー「SRS-NS7」はBRAVIA XRシリーズとの組み合わせで実現したDolby Atmos対応がユニークだったが、今回紹介するパナソニック「SC-GN01」(実売約2万1,500円)は“ゲーミングネックスピーカー”。パソコンとUSBケーブルで接続して、ゲームなどのサラウンドを楽しめるモデルだ。

ゲーム用というと、筆者のようなライトゲーマーでも休日に一日中プレイしてしまうこともあるが、案外耳への負担が大きい。本格的なサラウンドシステムで、しかも大音量でプレイしていると、プレイ後に耳鳴りが続くこともあるし、ヘッドフォンやイヤフォンでは音量の心配もあるし、耳が痛くなりがち。その点、ネックスピーカーならば、適度な音量で満足できるし、耳が痛くなることもない。

SC-GN01の“ゲーミング”ネックスピーカーという愛称には最初こそやや大げさな感じを覚えたが、試してみるとなるほどゲームに向いている。もちろん、マイクも内蔵しているので、ボイスチャットなども利用でき、ゲーム用のヘッドセットとして機能的な不満もない。長時間プレイするのが当たり前のヘビーなゲーマーには、注目の存在のようで、現状では、想定以上の人気のため品薄状態が続いている。

パナソニックのSC-GN01の外観。曲面主体のフォルムながらエッジのきいたデザインとなっていて、カッコイイ

まずは製品の概要を紹介しよう。SC-GN01はUSB接続で使用するタイプのネックスピーカーで、ワイヤレス接続の機能はない。電源はUSBから供給されるのでバッテリーも内蔵しない。そのため、約244gと比較的軽量。ヘッドフォンとしてはやや重めな部類だが、肩に乗せるので、重さはほとんど気にならない。USB接続時はWindows10 PC、ゲーム機のPS4/PS5、Nintendo Switch(テレビモード時)で使用できる。Windows 10 PCの場合は5.1chまで対応するが、PS4/PS5、Nintendo Switchではステレオ音声のみ対応となる。

主な機能としては6つのサウンドモードの切り替え(RPG/FPS/VOICE/MUSIC/CINEMA/STEREO)、マイクのミュート、ボリューム調整およびミュートがあり、それぞれボディの両側に操作ボタンが配置されている。サウンドモードを切り替えればサウンドモード名を声で知らせてくれるなど、操作のレスポンスは音声でも知らせてくれる。ネックスピーカーとしては十分な機能だろう。このほかに、Xbox Series S/XやNintendo Switch(テーブル/携帯モード時)に使用するアナログ音声入力もある。

なお、アナログ音声入力はテレビの音声や携帯プレーヤーの音声などの再生も可能だが、電源としてUSB給電を行なう必要がある。普通のネックスピーカーとして使用する場合はUSB電源アダプターなどが必要だ。

SC-GN01の左側面。こちらにはサウンドモード切り替えボタンとマイクミュートボタン、アナログ音声入力がある。
SC-GN01の右側面。こちらは音量調整とミュートボタンがある。

内蔵するスピーカーは4チャンネルで、ボディの手前側にフロントスピーカーがあり、根元側にサラウンドスピーカーがある。いずれも口径3cmのコーン型ユニットだ。この4チャンネル構成のスピーカーは、サラウンド再生のために専用にチューニングされており、ネックスピーカーながら本格的なサラウンドシステムとして設計されている。また、低音再生については、「H.BASS」という技術を採用し、小型ユニットでは物理的に再生できない音域まで仮想的に再現することが可能。

仕組みとしては、再生が困難な低音の倍音成分を付加することで、聞こえないはずの低音まで鳴っていると感じる人間の知覚特性を利用している。また、6つのサウンドモードは、スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXIV」のサウンドチームと共同で開発。本機の試作段階から協力して開発を行ない、ゲームに適した音響効果を実現しているという。

装着してみると、ちょうどスピーカーのある位置の4箇所に突起があり、そこが身体に触れる。グリップ感というほどではないが、突起部が身体に当たってホールドしている感じになり、身体を動かしてもずれにくい。このあたりもゲーム用を意識しているのかもしれない。また、音量を大きめにしているとわずかながらユニットの振動が身体に伝わる。振動自体はわずかなもので低音を含んだ音のときだけ振動を感じるので、ボディソニック的な低音感になる。

SC-GN01を前方から見たところ。エッジのきいたデザインがよくわかる。
SC-GN01の裏面。4箇所に突起部があり、身体との接触面は滑り止めのゴム素材となっている。また、左右の連結部は柔軟なゴム製で身体に合わせて動くようになっている

付属品はアナログ音声接続用のケーブルのみ。USBケーブルは着脱はできないが、長さは3mある。デスクトップでのゲームはもちろんだが、リビングなどで大画面でゲームをする場合でも十分な長さだろう。

Windows 10 PCと接続。「FINAL FANTSY XIV」をプレイ

さっそくWindows 10 PCと接続してみよう。USBケーブルをパソコンと接続し、設定の「サウンド」で使用するデバイスを選択する。Windows 10の左下にあるツールバーからでも選択が可能。再生デバイスを選んで「構成」を選択すると、スピーカーのセットアップが行なえる。ここで5.1チャンネルスピーカーとして認識されていることがわかる。一通りセットアップを進めればサラウンド再生の準備は完了だ。

このほか、入力デバイスの選択も行なっておけば、SC-GN01の内蔵マイクでチャットなどができるようになる。内蔵マイクは2つのMEMSマイクで、エコーキャンセル機能も備えているので、スピーカーの音に紛れることなく鮮明な音を拾うことができる。

設定の「サウンド」にある、出力デバイスの選択。ここで、リストから「Panasonic SC-GN01(Game)」を選択する
「サウンド」設定から「構成」を選ぶとスピーカーのセットアップが行なえる
スピーカーのセットアップ。5.1chサラウンドの詳細な設定が可能
「サウンド」設定の入力デバイスの選択。ここでは、「Panasonic SC-GN01(Chat)」を選択する

準備ができたらさっそくゲームをプレイしてみよう。もちろん「FINAL FANTSY XIV」だ。数年前にプレイしていた時のキャラデータが保持されているのはありがたい。12月7日には最新拡張パッケージの「暁月の終焉」がリリースされたばかりで、再度プレイしてみようかと少々気になっていたりもする。とはいえ、取材時は操作方法すらすっかり忘れてしまっていたので、思い入れのある土地を気ままに散策した程度だったが。

ログインして久しぶりにエオルゼアの地に立ったが、グラフィックは相変わらず美しく、広大な土地を自由に歩き回る高揚感がある。ファイナルファンタジーならではの幻想的な音楽もいいし、周囲に居るモンスターの足音や鳴き声がきちんと四方から聴こえてくる。真面目にプレイしていた頃は我が家の視聴室もスピーカー4つの構成だったことを思い出す。SC-GN01の音はその包囲感や音の広がりも豊かで、まさに当時そのままの感覚だ。

黒衣森の東部森林にあるシルフの里。森の中に広がる幻想的なムードが好きな場所だ
(C)SQUARE ENIX Co.,LTD All Rights Reserved.

それもそのはず。SC-GN01も前述の通り4チャンネル構成なので、前後左右の音をきちんと再現できるし、広がりの豊かな音場感もかなりよく出来ている。首の周りにあるスピーカーから音が出ている感じはなく、部屋に配置したスピーカーから音が鳴っているような感じだ。適切なスピーカー設計やチューニングによるものだし、いわゆるバーチャルサラウンド的な処理ではなく、きちんと5.1チャンネルの音を再現しているので、細かな音の再現もかなり良好。

サウンドモードを試してみると、RPGではより広がりが感じられ、スケールの大きな音場感が出る。それでいて、斜め後ろにいるモンスターの足音もきちんとその方向から聴こえるし、音も鮮明だ。なによりも、目の前に広がるBGMの音場の広がりが気持ちいい。広大な世界に実際にいる感覚になるスケール感だ。低音の再現もなかなかのもので、BGMの低音はしっかりと感じとれるし、迫力もある。「H.BASS」の擬似的な低音感なのでズシンと響くような重量感はないのだが、低音が不明瞭になることもなく、不自然さはない。重低音がガンガン響くと思った以上に耳が疲れるので、ゲーム用としてもいいバランスの低音感だと思う。

モードゥナからクリスタルタワーを眺める。重苦しいムードの土地だが、個人的な思い入れもたっぷりある
(C)SQUARE ENIX Co.,LTD All Rights Reserved.

これをFPSに切り替えると、BGMなどの広がりはやや狭まる感じだ。そのぶん残響感が少なくなり、低音も明瞭になる。そのため、音の定位がよくなり、周囲の音の聞こえ方も包囲感がよくわかる。これはたしかに敵の居場所などがわかりやすく、バトルゲームに向いている。VOICEはデモムービーなどでの声が聞きやすくなり、ムービーなどにはいいだろう。また、声が明瞭になるので、チャット主体のゲームにも良さそうだと思う。MUSICやCINEMA、STEREOなどは映画や音楽再生用のモードとなる。

個人的な好みとしては、FINAL FANTSY XIVならばサウンドモードはRPGでプレイするのが良さそうだと感じた。広大な世界を感じるスケールの大きな再現が魅力的だし、後ろに居る敵などの音もきちんと聴き取れるのでプレイにも支障はない。

SC-GN01で一番の魅力だと感じるのは、きちんと4チャンネルのスピーカーを内蔵し、電気的な加工ではなくパソコンから出力される5.1チャンネルの音をほぼそのまま再現していると感じるストレートな音場感だ。音場の広がりや定位に不自然さがないし、情報量の豊かな音だ。これが実売2万円程度で手に入ると思うと、パーソナル用のPCスピーカーとしてはかなり魅力的だと思う。

晴天のリムサロミンサ。晴れ渡った空と青い海が美しく、気持ちのいい土地。グラフィックの美しさも壮観
(C)SQUARE ENIX Co.,LTD All Rights Reserved.

比較対象としてはヘッドフォンやヘッドセットがあり、こちらもゲーム用モデルならば、5.1/7.1チャンネルのサラウンドに対応したモデルもある。これらも実力の高いものはかなりの臨場感がある。音質的な違いはモデルによって生じるが、一番の違いはネックスピーカーならではの快適性だろう。長時間装着していてとにかく快適。有線接続である点は、今や主流のワイヤレスタイプと比べると、離席するときにいちいち着脱するのがわずらわしい面もある。しかし、有線だからこその情報量の豊かさは確実にあると感じるし、ワイヤレスと違って遅延がほとんど生じないというメリットはゲーム用としては重要だ。

使ってみて、その快適さを改めて実感できたし、サラウンド再生や基本的な音の実力も十分で、人気のため品薄になるのも当然だと感じた。ヘビーなゲーマーならば、外界の音をほぼ遮断できるヘッドフォンの方がゲームに集中できるという考え方もあるが、ライトなゲーマーやRPGのようにじっくり時間をかけてプレイしたいゲームを好む人には向いていると思う。

遅ればせながら装着したイメージ。FINAL FANTSY XIVを満喫中

PCを使って音楽や映画も試してみた

ゲーム用とはいえ、映画や音楽でも使いたい人はいるだろう。当然ながら映画や音楽も試してみた。まずは音楽。foobar2000を使って、手持ちのハイレゾ音源を中心に聴いてみた。音質の面でも大きな不満はなく、USB接続なのでノイズや歪みが目立つようなこともない。音質的にはニュートラルでクセのないもの。ローエンドの伸びはやや物足りないが不満を上げるならばそのくらいで、中高域も細かな音まできちんと再現しつつ、過度に尖るようなキツイ音は出さない。聴き心地の良い素直な特性だ。ハイレゾ再生対応の設計ではないと思われるが、ハイレゾ音源の質の高さはきちんとわかるし、有線接続のためワイヤレスとは別格の情報量の豊かさがある。

サウンドモードはやはりSTEREOが一番で、音のクリアさや音場の見通しの良さが大きく違う。STEREO再生といっても、4チャンネルから音は出ているようだが、サラウンドスピーカーから出るのは低音域が中心で4つのスピーカーで低音の再生能力を高めているのだろう。ほぼ純粋なステレオ再生と言っていいが、きちんと音は目の前に定位するし、テレビの周りに置いたスピーカーで聴いているのと変わらないステレオ感がある。MUSICはステレオ再生に近い音場ながらもよりホール感を加味した鳴り方で、こちらもサラウンドの不自然さは少ない。HiFi的に記録された音だけをじっくりと聴くならばSTEREO、コンサートホールの響きや音の良い部屋での鳴り方を求めるならばMUSICという感じだ。

CINEMAは空間感の再現のためか残響成分が付加されるので、比較してしまうと音の透明度というか、音場の見晴らしの良さなどはやや劣る。しかし、低音をより増強すること、スケールの大きな音の広がりが加わることもあり、オーケストラなどはなかなか迫力のある再現になる。Hi-Fi的ではないがこれはこれで楽しい。

CINEMAならば、やはり映画だろう。ということで、Power DVDで映画も再生した。BD版のDolby Atmos音声を5.1chにダウンミックスしての再生となる。今年最強の爆音映画である「ゴジラvsコング」を見たが、さすがにゴジラやコングの重量感たっぷりの足音や100m級の巨体を感じさせる咆吼の力強さは軽い感触になってしまうものの、情報量としての足音が響く感じや叫び声のエネルギー感はしっかりと出ていて、思ったほど不満は少ない。

Dolby Atmosでの高さ感を含めた立体感はやや物足りない感じだが、前後左右の移動感はなかなか良好で、ゴジラが画面に向かった放射能火炎を吐き自分のすぐわきをかすめていくような場面でも、放射能火炎の独特な音がしっかりと前から後ろへと移動していく。後方の音の定位もしっかりとしていて、空間の広がりの豊かさもあって、迫力のバトルをその場で見ている感覚になる。

Power DVDで「ゴジラvsコング」を上映。Winows 10 PCならば、映画も5.1chサラウンドで楽しめる

スマホ全盛の今では、パソコンをメインに使っている人は減っているかもしれないが、パーソナルなスペースで映画や音楽、ゲームを楽しめるという意味でパソコンは機能的にも充実しているし、ノートPCからデスクトップPCまで用途に応じて選択の幅は広い。それだけでなく、プロフェッショナルを含めて、動画制作や写真の撮影や現像などの作業として使っている人にはなおさらネックスピーカーは実用的だと思う。

PS4/PS5でも試す。ステレオ再生ながら、なかなかの臨場感

最後はPS5でも試してみた。PS4/PS5との接続時でもUSB接続だけでスピーカーとして使うことは可能だ。こちらもUSB接続をするだけでよく、PS5の設定画面の「サウンド」から音声出力を選び、出力機器としてSC-GN01を選べばいい。PS5側ではヘッドフォンとして認識されており、音声出力はステレオの2ch出力となる。これはPS4/PS5での仕様だ。

ヘッドフォンなので、PS5ならではの立体音響技術である3Dオーディオ出力も使用できるようだ。また、今春の購入時と比べると3Dオーディオの調整もアップデートされていたので、ここで軽く紹介しよう。

「サウンド」設定の「ヘッドホン」の項目には「ヘッドホンで3Dオーディオを出力」の項目と、「3Dオーディオの調整」の項目があり、「3Dオーディオの調整」を選ぶと、テストトーンが流れ5つのタイプを選ぶと音の高さ方向の定位が変わるので、耳の位置に近いタイプを選ぶ。この方法は同じだが、両耳でのテストトーン再生だけでなく、片耳ずつテストトーンを再生できるようになり、また、△ボタンで2種類の音を選べるようになったことが改善点だ。

SC-GN01で試してみたが、両耳の再生で試すだけでなく、片耳ずつ再生して左右で音の高さが変わらないようにすると良いようだ。テストトーンは従来からの水の流れる音のようなものと、パーカッションでリズムを鳴らしている感じの音が選べる。パーカッションのリズムはカチッとした音で定位がわかりやすく、音の高さの違いもわかりやすいと感じた。PS5でヘッドフォンを使っている人はぜひもう一度チェックしてみよう。

設定にある「サウンド」の項目。ここで出力機器を「SC-GN01」を選択する
「サウンド」設定の「音声出力」→「ヘッドホン」の項目には、3Dオーディオ関連の設定もある
「3Dオーディオを調整」の画面。機能が強化され、そのためのガイドも増えている

SC-GN01の4チャンネル再生に加えて、PS5の3Dオーディオも加えれば、イマーシブな立体音響になるのでは? と期待しながら、いくつかのゲームを試してみたが、残念ながら3Dオーディオはオフとした方が良かった。テストトーンのような単純な音ならば高さ感の違いは再現できていたのだが、実際のゲームの音などを出すと、高さ感どころか定位が不明瞭になってしまった。というのも、そもそもPS5の3Dオーディオはヘッドフォン、または薄型テレビの内蔵スピーカーを前提としているので、ネックスピーカーはその聴こえ方の特性がどちらともあまりにも違うため、逆効果になってしまったと思われる。

3Dオーディオは残念だったが、ともかく本来の使い方どおりに3Dオーディオはオフとして、ゲームをプレイしてみた。音の広がりは良好で、左右の方向感はしっかりと出るので思ったほどの物足りなさはない。複数のチーム同士で対戦するバトルアクションなどをプレイしても、敵や味方の居る位置がわかるし、広がりの豊かな音もあり臨場感豊かな音を楽しめる。「FINAL FANTSY VII INTERGRADE」のようなRPGでも、後ろからついてくるパーティーメンバーの足音は左右の方向感だけでなく、なんとなく後ろにいる感じも伝わる。より精密な再現を求めれば音の方向感や定位に不満を感じるだろうが、RPGなどをプレイするには十分で、基本的な音質の良さもあって十分に使える。

サウンドモードは「FINAL FANTSY VII INTERGRADE」ならばRPGがいいし、バトルアクションならばFPSがいい。このあたりはPCでのゲームのプレイと同じ印象だ。確かに後方の音の定位は甘くなる感じがあるが、広がり感が良好なので不満には感じない。本領を発揮するのはPCでの使用であるのは間違いないが、PS4/PS5などのゲーム機用として使っても満足できると思う。なにより長時間プレイしがちなタイプの人にはネックスピーカーというだけでありがたいはずだ。

ネックスピーカーの可能性は大。様々なタイプの登場にも期待したい

ゲームとネックスピーカーの相性が良いのは筆者にとっても意外だった。なんといっても、耳とスピーカーの距離が近いので大出力のアンプを使う必要がなく省エネで、周囲への迷惑も最小限。耳を塞ぐわけでもないので、日常生活を制限することも少ない。このことを考えると活用の幅はさらに広がりそうだ。それこそ、テクニクスが本気で音質にこだわったネックスピーカーを開発しても面白そうだ。

SC-GN01はゲーム用として実によく出来ているし、実際に使ってみてPC用としてかなり魅力のあるスピーカーだということもよくわかった。人気となったのもよくわかる。本格的なオーディオシステムやサラウンドシステムと比べればライト過ぎる製品かもしれないが、本格的なシステムにはない気軽さと楽しさがある。ゲーム好きな人はぜひとも試してみてほしい。

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今ゲーミングノートを買うならコレ!KTU太鼓判のCore i7&RTX 3070搭載2kg切りノートを見よ - PC Watch

サードウェーブとインテルの共同開発で生まれたフルHDゲーミングノート「GALLERIA UL7C-R37」。同社の直販サイトで21万9,980円で販売中(12月13日時点)。RTX 3060を搭載したモデル(UL7C-R36)もある

 PCショップのドスパラを展開するサードウェーブは、以前からインテルとゲーミングノートを共同開発しているが、11月に最新モデル「GALLERIA(ガレリア) UL7C-R37」(以下、UL7C-R37と略)を発表した。本機はTiger Lake-H世代のCore i7-11800Hと、Ampere世代のGeForce RTX 3070を組み合わせた15.6型フルHDノートだ。

 普通この手の高性能なゲーミングノートであれば、2kgを超えるのが当たり前だが、UL7C-R37は重量約1.96kgで、最薄部も21.6mmと、薄型軽量ボディであることが大きな特徴だ。

 さらにリフレッシュレート240Hzの高速液晶や1TBのSSDなど、ゲーミングノートとしては外せないスペックを取り入れ、21万9,980円という価格を実現している(12月13日時点)。

 サードウェーブとインテルの共同開発は、以下の関連記事にあるように、2019年「GALLERIA GCR2070RGF-QC」に遡るが、今回のUL7C-R37はこれをさらに進化させたものとなっている。

化粧箱にはGALLERIAブランドのキャッチフレーズ「BREAK THE NORMAL」が印刷されている

 今回はUL7C-R37のパフォーマンスを検証できる機会に恵まれた。インテルとの共同開発で生まれた最新薄型軽量ゲーミングノートはキャッチフレーズに掲げる「BREAK THE NORMAL」の通り“常識を打ち破る”パフォーマンスを見せてくれるのだろうか? 前述の2019年に登場した旧世代モデルと比較しつつ、詳細に検証していきたい。

 もし先にゲーム性能を見たい方は、以下の目次から該当するセクションに飛んでほしい。

※レビュー機は発売前のものを使用したため、製品版と若干仕様等が異なる場合があります

執筆ライター「KTU」

本稿は僚誌DOS/V POWER REPORTやYouTubeチャンネルのPADなどでも活躍する、ゲーム大好きな実力派ライター「KTU」こと、加藤勝明氏がレビューしている

Tiger Lake-HとAmpere世代の強力な定番タッグ

 続いては中身に注目しよう。CPUは第11世代(Tiger Lake-H)のCore i7-11800H、GPUはAmpere世代のGeForce RTX 3070と、CPU内蔵GPUとしてUHD Graphicsを搭載している。

 ノート用のRTX 3070なので発熱や消費電力を抑えるためにTGP(Total Graphics Power)は定格80Wに抑えられているが、フルHDでeスポーツ性の高いゲームを高フレームレートで遊ぶ、あるいは最新ゲームを高画質設定で遊ぶには相応しい選択と言えるだろう。

 さらにストレージはNVMe SSDの1TBを標準搭載。ゲームのインストールサイズがどんどん大きくなっていくことを考えたら、1TBは安心して使うための最低ラインと言って良い。

CPUは「Core i7-11800H」

「CPU-Z」で搭載されたCPUの情報をチェックした。Tiger Lake世代のCore i7-11800Hが搭載されている

GPUは「GeForce RTX 3070」

「GPU-Z」による搭載GPUの情報。Ampere世代のGeForce RTX 3070で、VRAMはGDDR6で8GBが搭載されている
GeForce RTX 3070のTGP(Total Graphics Power)は消費電力や発熱を抑えるために定格で80W、最大で145Wとかなり控えめに設定されている

240Hz表示可能なディスプレイ

液晶パネルの解像度は1,920×1,080ドットだが、リフレッシュレートは240Hzと高い。画面の精細さよりも動きのあるシーンでの滑らかさを重視したゲーマー向けの選択と言える
【表】GALLERIA UL7C-R37のスペック
CPU Core i7-11800H(8コア16スレッド、2.3~4.6GHz)
GPU GeForce RTX 3070(8GB)
メモリ DDR4-3200 16GB
ストレージ NVMe SSD 1TB
ディスプレイ 15.6型フルHD液晶
解像度 1,920×1,080ドット
OS Windows 10 Home
バッテリ駆動時間 約8.8時間
汎用ポート USB4 Type-C(Thunderbolt 4、DisplayPort 1.4)、USB 3.2 Gen 2×3
映像出力 DisplayPort 1.4(USB4 Type-Cポートを利用)、HDMI 2.0b
無線機能 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1
Webカメラ HD画質
セキュリティ 顔認証センサー(Windows Hello対応)
その他 ステレオスピーカー、ステレオマイク、音声入出力端子
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) 約356×234×21.6~25mm
重量 約1.96kg
直販価格 21万9,980円(12月13日時点)

ベンチマークで旧モデルとの性能差を計る

旧モデルからどれくらいパワーアップしたのか?

 今回UL7C-R37の性能をチェックするにあたり、サードウェーブ×インテルの第1段ノートであるGCR2070RGF-QC(以降、比較機と表記)を準備した。比較機のスペックはCPUがCore i7-9750H、GPUがGeForce RTX 2070 Max-Q、16GBメモリといった構成だ。

 CPUはCoffee Lake世代、コア数も6コア12スレッドなのでUL7C-R37のCore i7-11800HよりもCPUのアーキテクチャが古く、コア数も少ない。GPUについても1世代古く、さらにMax-Qでパワーが絞られている。両者のパフォーマンスにどの程度の違いが出るか見ていこう。

 まずは基本的なパフォーマンスを見るために「Cinebench R23」を利用する。UL7C-R37および比較機はともに電力モードを「パフォーマンス(Windowsでは高パフォーマンス)」モードとしている。

「Cinebench R23」のスコア

 UL7C-R37のCPUは、比較機に対してコア数が6コア12スレッドから8コア16スレッドに増えただけでなく、アーキテクチャもSkylakeからWillow Coveに変化している。マルチスレッドで2倍以上の差が出たのは驚きだ。シングルスレッドも比較機の1.5倍弱出ており、Tiger Lake-H世代のノートの強さを物語っている。

 続いては総合性能をみる「PCMark10」だ。ゲーミング以外のテストを実施する“Standard”テストで比較しよう。

「PCMark10」Standard Testのスコア。総合スコアの算出の根拠となったテストグループ別スコアも比較する

 総合スコアもテストグループ別スコアも順当に最新のUL7C-R37の方が高い。総合スコア(グラフでは“Standard”)では、UL7C-R37は比較機の1.5倍弱のポイントを稼いでいるが、これはCinebench R23のシングルスレッドのスコア比とほぼ同じだ。どんな作業をさせても快適な処理が期待できると言える。

 ゲームグラフィックの性能比較として「3DMark」も試してみよう。Fire Strike〜Port Royalまでの全テストを実施する。

「3DMark」のスコア

 今回用意した比較機のGPUはRTX 2070 Max-Q、これに対しUL7C-R37のGPUはGeForce RTX 3070なのでスコアが高くなるのは当然のこと。Fire Strikeでは比較機の1.4倍、Port Royalでは1.54倍高いスコアを出しているので十分性能は上がったと言える。Cinebenchと比べてややスコアの差が大人しいように見えるのは、モバイル向けのGeForceではTGP(Total Graphics Power)が定格80Wに絞られているためだ。

ゲームはどれくらい動く? 快適度を検証

(C)2019 Electronic Arts Inc.

 では肝心の実ゲームにおけるパフォーマンスを検証しよう。ここではゲームの解像度は搭載液晶に合わせてフルHD(1,920×1,080ドット)のみ、画質はプリセットで一番重い設定と、その2段下の設定で検証する。

 リフレッシュレート240Hzの液晶パネルのメリットが活かせそうなeスポーツ性の高いFPSタイトルから始めよう。まずは「Rainbow Six Siege」だ。APIはVulkanとし、画質は“最高”と“高”を選択、NVIDIA DLSS(Deep Learning Super Sampling)は無効、レンダースケールは100%に設定した。ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測する。

「Rainbow Six Siege」Vulkan API、1,920×1,080ドット時のフレームレート

 “最高”と“高”設定でほとんどフレームレートが変わってないのは、CPUがボトルネックになっている可能性が考えられる。とは言えUL7C-R37だと最低189fps、平均216fpsは出ているので搭載している液晶パネルの性能を存分に活かした滑らかなゲームが堪能できることだろう。

 続いては「Apex Legends」で検証しよう。起動オプションで144fps制限を解除(+fps_max unlimited)している。このゲームでは様々な設定を一斉に変更するようなプリセットがないので、全項目を最高設定にした状態と、中程度の設定(中央がない設定は全て高い側に寄せる)の比較とした。射撃訓練場における一定の行動をとった時のフレームレートを「CapFrameX」で計測している。

「Apex Legends」1,920×1,080ドット時のフレームレート

 Rainbow Six SiegeではUL7C-R37と比較機のフレームレートはせいぜい1.1倍程度だったが、Apex Legendsでは1.4倍程度に差が開いている。最高設定でも十分快適に動作するが、より安定したフレームレートを望むなら画質を中程度に下げた方が良いだろう。

 最近発売された「Forza Horizon 5」でも試してみた。画質は“エクストリーム”と“高”設定の2通りだが、この2つの設定ではレイトレーシング(DXR)も有効になっているので相当に重い。内蔵ベンチマーク機能を利用し、リザルト画面で出てくるGPUフレームレートを比較した。

「Forza Horizon 5」1,920×1,080ドット時のフレームレート

 ここでもUL7C-R37は、比較機に対し1.4倍強程度のフレームレートを出している。さすがにエクストリームは重いものの、それでも60fps以上は常時キープできている。比較機に搭載されたRTX 2070 Max-Qもそれなりに強力なGPUだったが、レイトレーシングの利用を前提に設計されている最新ゲームでは平均60fpsにすら届かない。液晶のリフレッシュレートを活かすのであれば、画質を高(あるいはそれ以下)に落とすことをオススメしたい。

 もう1つレーシング系として「F1 2021」も試してみた。画質は“超高”および“ミディアム”とし、異方性フィルタリングは16x、アンチエイリアスはTAAとした。ゲーム内ベンチマーク機能を利用するが、コースはMonaco、天候はWet設定でフレームレートを計測した。

「F1 2021」1,920×1,080ドット時のフレームレート

 同じレーシング系と言えどエンジンが違うとフレームレートの出方も異なる。Forza Horizon 5と違いF1 2021ではUL7C-R37は比較機の10〜15%上のフレームレートにとどまった。より重い超高設定の方が差が広がっているのは、超高設定ではデフォルトでレイトレーシングが有効になるためだ。より描画負荷の重い状況では、最新のハードを搭載するUL7C-R37の方に分があると言える。

 もう一度FPS系に戻って、描画負荷が重めの「Far Cry 6」でも試してみよう。画質は“最高”と“中”設定にしているが、無料DLCである高解像度テクスチャはフルHDだと意味がないのでオフ、さらにレイトレーシングやFSR(FidelityFX Super Resolution)もオフとした。ゲーム内ベンチマーク機能を利用してフレームレートを計測する。

「Far Cry 6」1,920×1,080ドット時のフレームレート

 Far Cry 6ではUL7C-R37と比較機の平均fpsはほとんど変化していないが、最低fpsに大きな差が付いている点に注目(恐らくどちらもCPUがボトルネックになっていると思われる)。より安定したフレームレートを出せるUL7C-R37の方が優秀と言えるが、最高設定でFar Cry 6を遊ぶのであれば、FSR設定をオンにする(Qualityあたりで十分だろう)といった工夫が必要になる。

 最近再評価の流れが出てきた「Cyberpunk 2077」でも試してみたい。レイトレーシングを利用した“レイトレーシング:ウルトラ”設定と、その2段下の“ウルトラ”設定の2種類で比較する。群衆密度は最大に設定した。マップ内の一定のコースを移動した時のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。

「Cyberpunk 2077」1,920×1,080ドット時のフレームレート

 こちらはFar Cry 6と違い新旧機種の差が非常に分かりやすく出ている。レイトレーシング:ウルトラ設定は自動的にDLSSも有効になるが、DLSSのパワーを使っても平均60fpsに到達できなかった。ただレイトレーシングを使わないウルトラ設定では最低fpsが45fps程度まで落ち込むものの、平均68fpsまで出ているので、DLSSを適宜使うことでもっと快適なプレイが堪能できるはずだ。

 ゲーム検証の最後はちょっと目線を変え、ゲームの起動時間も比較してみたい。ここではApex Legendsを起動→タイトルでボタン押下→ロビー画面が出るまでの時間を比較する。UL7C-R37と比較機のほかに、PlayStation 4とも比較してみた。

「Apex Legends」の起動〜ロビー画面表示までの時間

 ゲームの起動時間においてもUL7C-R37は1世代前の比較機より約9秒高速で、家庭用ゲーム機よりもずっと速い。

クリエイティブ用途でも活躍できる

Core iとGeForce RTXでクリエイティブ系も強い

 UL7C-R37はゲーミングノートなのでここで検証終了でも良いが、Core i7-11800HにRTX 3070の組み合わせならば写真や動画編集に使っても十分速いはず。

 そこでまずはベンチマークツール「UL Procyon」の“Photo Editing Benchmark”で試してみた。これは実際にPhotoshopとLightroom Classicを動かし、一連のワークフローを実行させたときの処理性能をスコア化するベンチマークである。当然スコアが高いほど高性能であることを示している。

「UL Procyon」Photo Editing Benchmarkのスコア

 ここでもUL7C-R37は比較機の1.4倍強のスコアを出している。PhotoshopもLightroom Classicも一応GPUは使うものの、このベンチではCPUパフォーマンスの方が重要である。Tiger Lake-H世代のCore i7-11800Hを搭載したメリットは写真編集でも活かすことができるだろう。

 続いて動画編集はPremiere Pro 2022で用意した再生時間約3分の4K動画を「Media Encoder 2022」でMP4形式にエンコードする時間を比較する。ビットレートは50Mbps、VBR、1パスエンコードとし、コーデックはH.264とH.265でそれぞれ比較した。

「Media Encoder 2022」でのエンコード時間

 H.264ではUL7C-R37は比較機より少し速い程度だが、計算量の多いH.265では圧倒的にUL7C-R37の方が速い。デコード時にGPUを使うのでGPUの性能向上も影響しているが、Tiger Lake-H世代の8コア16スレッドなCPUの性能が効いていることは間違いない。

ゲーム目的ならば快適プレイが可能な万能タイプ

 Cyberpunk 2077のようなCPUにもGPUにも高負荷をかける重量系ゲームにはデスクトップタイプのゲーミングPCが向いているが、Apex LegendsやRainbow Six Siegeといった描画の軽いゲームであれば、薄型軽量設計のUL7C-R37のような機動性のあるPCの方がプレイしやすい。自室であろうとリビングであろうと、好きな場所でプレイできるからだ。

 あれこれ配線をする手間の要らないゲーミングノートは、PCゲームも家庭用ゲーム機もこなすゲーマーには非常に良い塩梅のPCである。

 ゲームのみならずクリエイティブ用途にも利用できる性能を備え、さらにThunderbolt 4も活用すればノートPCの弱点である拡張性の少なさをある程度カバーすることもできる。キーボードの設計など細部の設計にも魂が入っており、ゲーミングPC購入を考えているなら間違いなく第1候補の製品と言えるだろう。

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