夫婦漫才師・さゆり、借金生活脱出の「節約レシピ本」出版へ » Lmaga.jp - Lmaga.jp（京阪神エルマガジン社）

夫婦漫才師として幅広い層に愛されるかつみ▽さゆりのさゆりが、２７回目の結婚記念日である３月２７日、初のレシピ本「▽さゆり流 愛の節約ごはん」を発売。出版記念イベントとして、「紀伊國屋書店 天王寺ミオ店」（大阪市天王寺区）でトークショー＆サイン本お渡し会を開催し、約１００人のファンと交流した。

登場とともに大歓声に包まれた会場では、開始から「私が料理できるって皆さん思いはりましたか！？ まったく料理できないって思ってはった方？」とファンに問いかけるなど、いつもどおりのハイテンションなトークを披露したさゆり。

かつみと同棲を始めた３３年前を振りかえり、「そのころは今みたいに簡単にググったりできなくて、料理本を買ってこないとレシピや料理の勉強ができなかった時代で･･･でもお金ないじゃないですか！？ 料理本も買えなかったんです」と苦悩を明かした。

「なので、ひいおばあちゃんやお母さんたちの見よう見まねと、手に入った食材と調味料で『お題漫才』の感覚でやってきたレシピなんです」と、「借金は１億７０００万円」と公言するかつみとの生活での涙ぐましい努力を笑いを交えて語り、「（この本で）借金全額返済や！」とかつみが意気込む場面も。

今回の本の最後に収録された、かつみからの手紙はサプライズだったと明かし、「原稿チェックでも目次にそのページがないダミーのものを持ってこられて、最後に、実はサプライズがあるんです、と。だから（本物を見たとき）びっくりするくらい大泣きしてしまいました」と感動の制作秘話を明かしたものの、かつみは「僕はそのダミーが本物やと思ってたので、あんなに苦労して書いたのに俺のあれへんやん！って」と、会場を沸かせた。

サイン本会で対応するさゆり

トークショー後のサイン本お渡し会では、遠方からファンが訪れ、「わざわざ名古屋から来てくれたん！？ ありがとう！」と会話や握手を交わし、テレビのなかと変わらないサービス精神旺盛な対応で会場を訪れたファン一人一人と交流した。

※『かつみ▽さゆり』の▽はハート

取材・文・写真／上地智

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