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Saturday, July 29, 2023

元イタリアン料理人の十八番、チューブわさびで冷製パスタを作るレシピ。ミョウガと大葉たっぷり【メシ通の冷たい麺】 - メシ通

こんにちは! 元イタリアン料理人、現役専業主夫料理人パパイズムです。

長年イタリア料理に携わってきた経験を活かして、身近な材料で、家で作れる美味しいパスタレシピを日々研究している私。今回は、家にあるツナ缶とチューブ入りのねりわさびで作る、キリッと冷たい冷製パスタをご紹介します。

わさびの香りは食欲をそそるのでたっぷり入れます。ツンとした辛味は思ったよりも出ないので、しょうゆの風味のシンプルなパスタのいいアクセントになりますよ。夏らしくミョウガと大葉をのせていただきましょう!

パパイズムの「ツナとわさびの冷製パスタ」

【材料】(1人分)

  • スパゲッティ(1.3~1.5mmがおすすめ) 100g
  • 水 1.2L
  • 塩 10g(茹で用)
  • ツナ缶(水煮) 1缶(70g程度)
  • ねりわさび チューブ6cm程度
  • 大葉(青じそ) 2枚
  • ミョウガ 1個

(A)

  • しょうゆ 小さじ1/2
  • 白だし(なければめんつゆ) 小さじ2
  • ごま油 小さじ1
  • 冷水 小さじ2

作り方

1. 大葉は、1枚は5mm程度の色紙切り(正方形に切る)に、もう1枚はせん切りにします。

2. ミョウガは縦半分に切ってから、斜めに薄く切ります。

3.スパゲッティを茹でます。鍋や大きめのフライパン(今回は26cmのフライパン使用)に水と塩を入れて沸かします。沸騰したらスパゲッティを入れ、パッケージに書いてある時間のプラス2分茹でます。

温かいパスタの場合は1分早く上げて芯を残したアルデンテに仕上げますが、冷製パスタの場合は逆。パスタは冷えると引き締まる性質があるので、少しやわらかめに茹でてから冷水で引き締め、プリプリ食感に仕上げます。

なお、僕は家で冷製パスタを作る時には細めの1.3~1.5mmのスパゲッティを使います。極細のカッペリーニはあまり売っていないのと、個人的に少し細すぎる気もするので、スーパーなどでよく見かける1.3~1.5mmがオススメです。

4. スパゲッティを茹でている間にソースを作ります。ボウルに(A)、色紙切りにした大葉を入れ、よく混ぜ合わせてわさびをしっかり溶かします。

白だしは色味もなく、甘みも控えめ、出汁の風味と塩味を手軽に加えることが出来るので冷製パスタには向いていると思います。なければめんつゆでも代用可能。めんつゆの方がやや薄味なので、味を確かめながら分量は調整してください。

5. わさびが溶けたら汁気を切ったツナを入れて、軽く混ぜ合わせたらソースは完成です。ラップをかけて、スパゲッティを盛り付ける器と一緒に冷蔵庫で冷やしておきます。

6. スパゲッティが茹で上がる前に、ボウルにスパゲッティを締めるための氷水(分量外)を用意します。

7. スパゲッティが茹で上がったらザルにあげて、流水で表面の粗熱をしっかり取り、ザルのまま6の氷水に浸し、1分程度かき混ぜてスパゲッティの中心までキンキンに冷やします。

スパゲッティの冷やしが甘いとソースの味がボケた仕上がりになります。氷水でしっかり冷やしましょう。

8. スパゲッティが冷えたら氷水から引きあげ、手のひらをつかってスパゲッティをザルに強く押し付けるようにして、水滴が落ちなくなるまで絞ります。

水分の絞りが甘いと、あとからじわじわとにじみ出てきてしまい、ソースが薄まる原因に。スパゲッティにも絡みづらくなります。また、時間をかけすぎると手の温みで麺がぬるくなるので、できるだけすばやく絞ります。

9. 冷蔵庫からソースの入ったボウルを取り出し、スパゲッティを加えて手早く和えたら、

冷やした器に盛りつけます。仕上げにミョウガとせん切りにした大葉を飾ったら完成です。

わさびの風味が食欲をそそる! もっと辛くしたければ……

キンキンに冷やしたスパゲッティはちょうどよいモチモチ感! わさび、しょうゆ、ごま油、白だしとさまざまな風味の混ざりあったソースがツナにしみ込んで、そのスパゲッティによく絡みます。

わさびの辛さは、ソースに入れると思ったよりも主張せずにマイルドに。さっぱりさわやかな風味はしっかり残り、あとをひく味わいです。食べてみてもっと辛いほうが好みという方は、ざるそばのようにわさびをスパゲッティにつけて食べるといいですよ。

具材にはしらすやちりめんじゃこ、梅干しの果肉を刻んだものを入れるのも美味しいと思います。

あっという間に完成のツナとわさびの冷製パスタ。その手軽さとは裏腹に味は抜群に美味しいので、ぜひチャレンジしてみてください!

作った人:パパイズム

パパイズム

3児の父として、日々家事育児に奮闘する主夫兼料理研究家。イタリアナポリピッツァの職人として10年間働いたのち、現在はプロの料理人としての経験を活かし、企業・飲食向けの商品開発や、「節約しながら家で簡単に作れるプロの味」をブログやInstagramで発表中。好きな食べものはいぶりがっこ。

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