[ニューヨーク 2日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では薄商いの中、ドルが上昇。2日発表された米雇用統計は好調な内容となり、米経済が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から着実に回復している兆候を示した。
2日はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で、欧州や英国、オーストラリアなど、大半の金融市場が休場。米国では株式市場が休場となった。
3月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比91万6000人増と、市場予想の64万7000人増を上回り、昨年8月以来の大幅な増加となった。
ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「堅調な雇用情勢はドルへの支援材料」とし、「米連邦準備理事会(FRB)が政策変更前に確認したいと言明している経済の『さらなる著しい進展』の一部が示された」と述べた。
主要6通貨に対するドル指数は0.1%高の93.025。週間では3週連続で上昇。過去6週間では5週上昇している。
ドル/円は0.1%高の110.67円。
ユーロ/ドルは0.2%安の1.1756ドル。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは一時、6万ドルを上抜けたものの、その後は上げ幅を縮小して1.1%高の5万9400ドル。
イーサリアムは一時2081.83ドルを付けて最高値を更新した後、5%高の2065.45ドル。
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