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Monday, August 9, 2021

NY円、4日続落 1ドル=110円30~40銭で終了 米雇用回復でドル買い - 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=横内理恵】9日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に4日続落し、前週末比10銭円安・ドル高の1ドル=110円30~40銭で取引を終えた。米雇用回復で米連邦準備理事会(FRB)がテーパリング(量的緩和の縮小)開始の議論を進めやすくなるとの見方が円相場の重荷だった。半面、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から低リスク通貨とされる円の下値は堅かった。

9日発表の6月の米雇用動態調査(JOLTS)で非農業部門の求人件数が4カ月連続で過去最高となった。採用数も増えた。6日発表の7月の米雇用統計でも雇用者数が市場予想を上回る伸びとなり、米労働市場の改善が進んでいるとの見方が強まった。9日の米債券市場で長期金利が一時、前週末比0.03%高い1.33%まで上昇した。日米金利差拡大も円売り・ドル買いを誘った。

円は上昇する場面もあった。新型コロナのインド型(デルタ型)が拡大し、米国では1日あたりの感染者数(7日移動平均)が10万人前後に増えている。中国でも感染増が経済活動の鈍化を招くとの懸念が浮上している。米株式市場でダウ工業株30種平均や多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数が反落したことも円の買いを誘った。

円の安値は110円35銭、高値は110円03銭だった。

円は対ユーロで小幅に続伸し、前週末比10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=129円45~55銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで5日続落し、前週末比0.0025ドル安い1ユーロ=1.1730~40ドルで終えた。米雇用回復が続き、FRBのテーパリング開始を後押しするとの見方からユーロ売り・ドル買いが続いた。一時は1.1735ドルと4月上旬以来のユーロ安・ドル高水準を付けた。

ユーロの高値は1.1769ドルだった。

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