ANAホールディングス(HD)は29日、これまで35億円の黒字としていた令和4年3月期の連結最終損益予想を一転して1千億円の赤字に下方修正した。赤字は2年連続。コスト削減に向けANAブランドの航空事業に従事する人員について、7年度末までに約9千人削減する方針も明らかにした。
本業のもうけを示す営業損益は1250億円の赤字の見通し。緊急事態宣言などにより今年度上期のほぼ全日で移動制限がかかったほか、国際線でも出入国規制が続いたことで、需要回復のペースが想定を大きく下回った。厳しい経営状況を踏まえ、昨年度末に約3万8千人だったANAブランドの航空事業の人員を7年度末に約2万9千人に削減する計画。削減は定年退職や採用抑制などで対応するという。
同社の片野坂真哉社長は記者会見で、「(コロナ禍のような事態のとき)人をたくさん抱えている事業は脆弱(ぜいじゃく)性がある。デジタルで生産性を向上させていく」と述べ、抜本的な改革に取り組む考えを示した。業績については、経済活動の制限緩和やワクチン接種の拡大などを追い風と見込み、4年1~3月期の黒字転換を目指すとした。
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