[6日 ロイター] - 米国株式市場は終盤にかけて大きく下落して取引を終えた。トランプ米大統領が、新型コロナウイルス経済対策を巡る民主党との協議を11月の大統領選挙後まで停止すると発表したことを受けた。
トランプ氏は「大統領選が終わるまでコロナ対策を巡る協議を停止するよう指示した」とし、「私は大統領選での勝利後すぐに、勤勉な米労働者と中小企業に焦点を当てた大型の刺激策法案を通過させる」とツイッターに投稿した。
プラス圏で推移していた主要指数はトランプ氏の投稿直後、この日の安値まで下げ、S&P総合500種.SPXは日中高値から2%超下落した。投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数).VIXはこの日で最も高い水準を付けた。
支援策が注目されていた航空会社の株価も大きく崩れ、アメリカン航空AAL.Oは4.5%、ユナイテッド航空UAL.Nは3.6%、デルタ航空DAL.N は2.9%それぞれ下げた。
パー・スターリング・キャピタル・マネジメントのディレクター、ロバート・フィップス氏は「特に先週の上昇の大部分は追加刺激策への期待に基づいていた」とし、選挙前に投資する理由が低下していると述べた。
インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者、クリス・ザッカレリ氏は、市場では刺激策成立の可能性を織り込んでいたが、現行案で妥協に至るのは難しいという見方を示した。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長はこの日、米経済は完全回復からはるかに遠いとの考えを示し、新型コロナウイルス感染拡大が効果的に制御できず、成長が抑制されれば、下方スパイラルに陥る恐れがあると述べた。
S&P500の主要セクターでは、一般消費財株.SPLRCDが2.1%安で最も下げがきつかった。大半の主要セクターは1%超下落した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.54対1の比率で上回った。ナスダックでは1.37対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は105億5000万株。直近20営業日の平均は97億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 27772.76 -375.88 -1.34 28214.2 28354.4 27728. .DJI
4 8 03
前営業日終値 28148.64
ナスダック総合 11154.60 -177.88 -1.57 11314.5 11392.4 11124. .IXIC
3 1 45
前営業日終値 11332.49
S&P総合500種 3360.97 -47.66 -1.40 3408.74 3431.56 3354.5 .SPX
4
前営業日終値 3408.63
ダウ輸送株20種 11399.14 -82.95 -0.72 .DJT
ダウ公共株15種 850.89 +6.32 +0.75 .DJU
フィラデルフィア半導体 2281.09 -14.47 -0.63 .SOX
VIX指数 29.48 +1.52 +5.44 .VIX
S&P一般消費財 1206.24 -26.24 -2.13 .SPLRCD
S&P素材 400.21 -5.11 -1.26 .SPLRCM
S&P工業 658.49 -8.03 -1.20 .SPLRCI
S&P主要消費財 659.12 -4.41 -0.66 .SPLRCS
S&P金融 406.19 -4.22 -1.03 .SPSY
S&P不動産 225.43 -1.77 -0.78 .SPLRCR
S&Pエネルギー 225.54 -3.51 -1.53 .SPNY
S&Pヘルスケア 1223.27 -16.23 -1.31 .SPXHC
S&P通信サービス 193.47 -3.91 -1.98 .SPLRCL
S&P情報技術 2034.23 -32.96 -1.59 .SPLRCT
S&P公益事業 314.98 +2.67 +0.86 .SPLRCU
NYSE出来高 10.53億株 .AD.N
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 23310 - 90 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 23270 - 130 大阪比 <0#NIY:>
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