東京株式相場は上昇する見込み。米国のワクチン接種 加速による経済正常化への期待に加えて原油市況が大幅に上昇し、鉱業や商社などエネルギー関連、素材、半導体関連などに買いが入りやすい。米長期金利の上昇で銀行や保険などの金融も高くなりそうだ。為替相場の円安傾向も追い風となる。
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市場関係者の見方
東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジスト
- 新型コロナ感染が欧州では第4波、米国も増えるのではないかと懸念されており、米国でワクチン接種ペースを上げるのはプラス
- 原油高でエネルギーや素材が強く、需給ひっ迫している半導体も強い
- 銀行株は米長期金利が上昇しており、長短金利の拡大でメリットを受ける可能性はある
- ユーロ、ドル、円の順で強く、円がユーロにもドルに対しても弱いのは日本株にはプラス
背景
- 26日の米国10年債利回りは1.67%と4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇
- 26日ニューヨーク原油先物は4.1%高の1バレル=60.97ドルと反発
- けさのドル・円相場は1ドル=109円70銭近辺で推移、前営業日の日本株終値時点は109円25銭
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