【NQNニューヨーク=古江敦子】29日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続落し、前週末比15銭円安・ドル高の1ドル=109円80~90銭で取引を終えた。米国での新型コロナウイルスのワクチン接種の加速などで景気回復が勢いづくとの観測が強まった。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いが優勢となった。
バイデン米大統領は29日、米国内の成人の90%が4月19日までにワクチンを接種できるとの見通しを示した。31日にはインフラ投資を含む新たな米経済対策案が公表される見通しといい、景気回復への期待が高まった。米長期金利の指標である10年物国債利回りが前週末比0.04%高い1.71%に上昇し、日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いを促した。
円の安値は109円84銭、高値は109円60銭だった。
円は対ユーロで3営業日ぶりに反発し、前週末比10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=129円20~30銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで反落し、前週末比0.0030ドル安い1ユーロ=1.1760~70ドルで終えた。一時は1.1761ドルと昨年11月以来のユーロ安水準を付けた。米長期金利が上昇し、欧米金利差の拡大を見込むユーロ売り・ドル買いが優勢となった。欧州での新型コロナの感染再拡大による域内景気の不透明感も引き続きユーロの重荷だった。
この日の高値は1.1792ドルだった。
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