三井住友銀行はネットバンキングのサービス開始手続きをしていない未稼働口座から手数料を徴収する(東京・丸の内)
三井住友銀行はインターネットバンキングを使わない顧客から手数料を徴収する。2021年4月以降に新たに口座を設ける人を対象とする。ネットバンキングのサービス開始手続きをしていないうえ、2年以上取引がなく、残高が1万円未満の場合に年1100円を差し引く。ネットバンキングの利用を促す。
三井住友銀は口座を開設した全ての顧客に対し、ネットバンキングのサービスを提供している。ただ、利用にはサービスを始めるための手続きが必要で、この手続きが済んでいない顧客が手数料の対象になる。2年の間に一度でも窓口やATMで入出金をすれば、手数料はかからない。
紙の通帳を利用する場合にも手数料を取る。21年4月以降に口座を作った人が対象で、年550円とする。
ネットバンキングを使わない顧客と紙の通帳を利用する顧客の手数料は、ともに18歳未満と75歳以上は対象外とする。
顧客がネットバンキングを活用し、支店を訪れる機会が減れば、新型コロナウイルスの感染リスクを低下させることができる。銀行側の運営コストも軽減できる。
デジタル化の進展に伴い、三井住友銀はネットバンキングなどの非対面サービスを拡充してきた。約2700万の個人の既存口座のうち、4割が02年に導入したWEB通帳に移行している。
新型コロナ禍でネットバンキングの利用者数は4~6月に前年同期比2割増えている。手数料の新設により、非対面サービスをさらに拡大することを狙う。
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