NONS SL42事務局がGREEN FUNDINGにて一眼レフの機能が楽しめるインスタントカメラ『NONS SL42』のプロジェクトを実施中です。価格は1個4万3100円(本来の定価)ですが、15%OFFの3万6500円など割引価格で購入できます。
カメラの記事はこれまでに何本か書かせていただきましたが、今回はまた違った趣向の製品となっています。依然としてカメラに関しては素人な筆者。本当に色々なアイデアが詰まったカメラが多いことに驚くばかりです。
さてさて、今回はインスタントカメラ。今までに何回かインスタントカメラは使ったことがありますが、撮るのがなかなか難しいんですよね。撮る角度や明るさによって色味の変化がピーキーなのでなかなかにコツが要るな.....という印象です。
『NONS SL42』インスタントカメラでレンズを装着して一眼レフのように絞りやシャッタースピードなどを調整して撮影できます。
こちららが『NONS SL42』なかなか無骨な見た目ですね。見た目に反して462gとかなり軽量。製品後部からフィルムを入れられます。市販のInstax Miniフィルムが使用可能です。
付属のレンズはM42マウントレンズ。軽く触った感じかなり機能はシンプル。EFマウントのレンズであればそのまま装着可能、その他のレンズはアダプターを利用して装着可能です。
実際にレンズをマウントしました。めちゃくちゃかっこいいですね〜!オールドなルックスがたまりません。それに比例してかサイズは158 x 65 x 116 mm(幅x奥行きx高さ)と昨今のカメラのなかでも大きくかさばるものです。軽いので持ち運びは苦じゃないのですが、それなりにバッグの場所は取ります。フィルムも10枚ほどなので旅行先でいっぱい写真を撮りたいと思うとちょっと不便ですね。個人的にはそんな不便さも愛せますが。
こちらのダイヤルでシャッタースピード調整可能。このダイヤルとマウントしたレンズ絞り値との組み合わせで写真の露出が変わってきます。このあたりは普段からカメラを扱っていないとわかりづらいかもしれませんね。
ダイヤル横についたディスプレイでF値も確認可能。ここでちゃんと確認し、狙った露出で写真が撮れるようになりましょう。
ディスプレイがついているということは当然、電源があるということ。実は電池で稼働します。単3電池が2本必要なんです。予想以上に電池をゴリゴリ食うので充電式の電池のほうがコスパいいですよ。
こちらが写真出口。シャッターを切ったあと黒ポッチを長押しすれば写真が出てきます。ここも電池がないと写真が出てこないので注意。
イメージしていた通りの出方をしてくれますね。本当にオールドなカメラの感じでワクワクします。
はい、見た目のインプレッションはこれくらいにして、実際に写真を撮っていきます。
よーし、撮るぞと思って意気込みましたが、初めて撮った写真はこの出来栄え......。一眼の操作感は分かっていても使って綺麗な写真を撮ろうというのはまた別な話。露出が高すぎて白飛びしすぎてしまいました。ファインダーで覗いた感じよりも絞りを暗くしたほうがいい感じに撮れると思います。このあたりは少し玄人向けなのかしら、ちょっと使いこなすまで難しさは感じました。
こちらがしっかりシャッタースピードと絞り値を調整した写真。四隅の黒っぽい影はデフォルトみたいですね。ここも味だと思ったほうが良いです。
ロケーションは晴れ。F値等を調整しても結構セピアな写真が撮れます。それぞれの色味はしっかりしていますが、全体的にはくすんだ感じ。これはデジタルなカメラでは狙って出せないでしょうね。ここがこの『NONS SL42』最大の武器ですね。撮っているのは都内の見慣れた土地ですが、風景を撮るだけでも楽しいですね。
近所とは言えませんが、ちょっと遠くまで歩けば馬がいるとは知らなんだ....。こういう発見があるから写真を撮るためにぶらつく時間っていいですよね。
以上こんな感じで色味はパキッとしつつも褪せた風格のある写真が撮ることが出来ます。前述の通り、昨今のカメラでは狙って撮れるものではないので、こういう色味が好きな方にはドンピシャな製品かと思います。筆者はこれまで扱いやすいカメラしか使ってきませんでしたが、これを機にちゃんとカメラを使いこなせるようになりたいと思える製品でした。
現在この『NONS SL42』は一般販売されておらずGREEN FUNDINGにてクラウドファンディング実施中です。価格は1個4万3100円(本来の定価)ですが、15%OFFの3万6500円など割引価格で購入できます。気になる方はぜひチェックを!
からの記事と詳細 ( 手持ちのレンズで撮れる一眼風インスタントカメラ『NONS SL42』レビュー - Engadget日本版 )
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