【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク株式相場は、ハイテク株に売りが膨らむ中、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比121.43ドル安の3万1270.09ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は361.04ポイント安の1万2997.75で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1338万株増の12億7107万株。
長期金利の指標である10年物米国債利回りが上昇する中、低金利を背景に買われてきたハイテク銘柄の割高感が再び強まり、これらの株が売り込まれた。
この日のダウは取引終盤に下げ足を速めた。ただ、米追加経済対策の早期成立期待や新型コロナウイルスワクチン普及による経済正常化時期が早まるとの見方が広がり、景気敏感株が買われ、ほぼ終日底堅い値動きを維持した。
午前に発表された米サプライ管理協会(ISM)の2月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)と、米民間雇用サービス会社ADPの2月の全米雇用報告で非農業部門の民間就業者数(季節調整済み)の伸びがそれぞれ市場予想(ロイター通信調べ)を下回ったことは、弱材料だった。
業種別では、IT、一般消費財、通信、ヘルスケア、不動産、公益などが軟調。原油相場高を眺めてエネルギーのほか、金融が堅調だった。ナスダック総合指数は1万3000を割り込み、終値ベースの下落率は2.7%に達した。
市場では「特に何か新しいニュースがあった訳ではない。金利動向をにらみながら、ハイテク株が売られやすい状態は続くのではないか」(日系証券)との指摘が聞かれた。
個別銘柄では、セールスフォース・ドットコムが3.5%安と、ダウ構成銘柄では下落率首位。マイクロソフトが2.7%安、アップルが2.5%安、インテルが2.2%安。ナイキは2.0%安。一方、ボーイングは2.5%高、シェブロンは1.3%高、金融株のJPモルガン・チェースは1.9%高、ゴールドマン・サックスが1.1%高。(了)
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