文在寅大統領の「言行不一致」がまた炸裂…?
8月15日、日本からの解放記念日である光復節に韓国の文在寅大統領が行った演説は、異様なものだった。
【現場はパニック!】日本人は知らない、いま韓国でほんとうに起きていること…
この日、文在寅大統領は日本政府による輸出管理の厳格化などを批判しつつも、「加害者である日本が盗人猛々しく騒ぐ状況を決して座視しない」と言った過激な表現は避けて抑制。文在寅大統領はこれまで日本の措置を歴史問題に対する「経済報復」だとし、「警告する」とまで言っていたが、今回の演説では慰安婦問題や徴用工の問題に直接言及することもなかった。
反面、「今でも日本が対話と協力の道に出てきてくれるなら、我々は喜んでその手を握ります」と述べ、対話の道を模索する意向を示したのだが、これは文在寅大統領の対日関係への対応の変化を示唆するものであろうか? これまでの文氏の対応ぶりから検証してみたい。
じつは文在寅大統領は、昨年の光復節の演説でも、「安倍総理とも未来志向の日韓関係を発展させていきたい」と述べていた。しかし、その後何が起きたかはご存じの通り。
まず昨年10月には徴用工訴訟で、「日本企業に対する個人の請求権は消滅していない」とする大法院(最高裁)判決が出た。
文在寅大統領は司法府の判断は尊重せざるを得ないというが、その司法府の判断は文大統領の意向に沿ったものである。
同12月には日本の自衛隊機に対し、韓国海軍がレーダーを照射する事件が発生したが、韓国はその事実を認めず、逆に日本の自衛隊機が低空飛行をし、韓国海軍を威嚇したと開き直った。
それだけではない。
現実無視の姿勢
今年2月には、韓国の国会議長で元韓日議員連盟会長の文喜相氏が、元慰安婦に対し天皇に謝罪を要求した。
このほか、自衛隊艦船に対する旭日旗の掲揚をやめるよう要求したり、慰安婦財団を一方的に解散したりした。
文在寅大統領の言行不一致は、日韓問題に限ったことではなく、政治、外交、経済党国政のあらゆる面にわたっている。
その典型的例が就任演説である。
同演説では、積弊の清算には言及せず、すべての国民の大統領になると言っておきながら、就任するや積弊の清算を内政上の最重要課題として国民の分断を図った。これを見て、朝鮮日報の主筆から、「嘘の饗宴」と批判されたほどだ。
これを見てもわかるように、文在寅大統領が何を語るかが重要ではなく、行動で何をするかが重要なのである。日本との「対話や協力」を進めたいのであれば、どのような行動で示すかである。
韓国は、これまで日本との外交交渉で、自分たちの要求は国民世論を盛り上げて強く主張するが、日本の要求は基本的にすべて退けてきた。
唯一、日本の要求を呑んだとすれば、金大中大統領が日本文化を韓国の市場に受け入れたことであろう。何故金大中氏にこれができたかというと、金氏は日本が民主主義国家になったことを認めたからである。
日本が右傾化している、軍国主義が復活するのではないか、と言っている政権では日本が何を要求してもノーである。特に文在寅大統領は、日本は「歴史問題を政治利用」しているなどと現実無視の姿勢を貫いている。進歩系の元老も、政治利用しているのは文在寅大統領ではないかと眉を顰めるくらいである。
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2019-08-16 22:02:25Z
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190817-00066568-gendaibiz-kr
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