【NQNニューヨーク=戸部実華】(米東部時間11時28分、コード@AAPL/U)15日の米株式市場でスマートフォンのアップルが3営業日ぶりに大幅に反発し、一時、前日比4.3%高の126.96ドルを付けた。日本経済新聞(電子版)が15日、「2021年1~6月にiPhone(アイフォーン)の生産計画を前年同期比30%増にする方針を取引企業に伝えた」と報じた。好調な販売を期待した買いが広がった。
1~6月期の生産は最新機種の「12」シリーズに加え「11」や廉価モデル「SE」を含めて最大9600万台となる見通しだ。QUICK・ファクトセットによると市場予想の販売台数は9200万台。今秋に発売した初めて高速通信規格「5G」に対応する機種の販売が伸び、特に上位機種の「12プロ」と「12プロマックス」が好調という。2021年通年の暫定的な生産予測は新旧モデルを合わせて最大2億3000万台で、19年と比べて20%増えるとみられる。
報道を受け、ウェドブッシュ証券のダニエル・アイブス氏は「iPhone12のスーパーサイクルが始まっている」と評価した。ウェドブッシュの試算では現在世界で3億5000万~9億5000万台のiPhoneが買い替え時期を迎えているといい「アップルにとってかつてないほどの買い替えサイクルになる」と予想する。中国で旺盛な需要が見込めるとも指摘し、今後1年間の買い替えの約2割は中国が占めるとみる。
からの記事と詳細 ( <米国>アップルが大幅高、iPhone増産報道を好感 - 日本経済新聞 )
https://ift.tt/3aiC4Ui
ビジネス
No comments:
Post a Comment