2021年03月04日19時18分
菅義偉首相は4日の参院予算委員会で、総務省の谷脇康彦総務審議官らがNTT幹部から高額の接待を受けた問題について、同省が着手した調査に触れ、「事実関係の確認を徹底し、ルールにのっとって対応してほしい」と述べた。参考人として出席した谷脇氏は「3回にわたる会食」を認め、「国民にさらなる疑念を抱かせることになった。深く反省し、おわびしたい」と謝罪した。
谷脇氏の説明によると、会食は2018年に2回、20年に1回で、目的は「懇親と情報通信関係全般にわたる意見交換」だったという。18年はNTT側、20年は共通の知人から案内があったとしたが、NTT側の出席者や飲食代の金額は「大臣官房で確認している」として明かさなかった。
共産党の田村智子氏は「国家公務員倫理規程に反すると言わざるを得ない」と追及。谷脇氏は「提示された金額の負担を行い、抵触しないものと認識していた」と釈明した。
谷脇氏と同様にNTT幹部から接待を受けたとされる山田真貴子前内閣広報官に関し、加藤勝信官房長官は「退任し、一般の方になっている」として、事実確認は行わない考えを示した。首相は一連の接待問題について「ルールをしっかり順守して、公正な職務執行を徹底してほしい」と語った。田村氏、国民民主党の足立信也氏への答弁。
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